ドコモからahamoへの乗り換えはおすすめでしょうか?この記事ではドコモとahamoを比較し、メリット・デメリット、違いや注意すべき点を解説し、おすすめできる方はどんな人か、また実際のMNP乗り換え方法についても解説しています
目次
ahamoに乗り換えるメリット
画像出典:https://ahamo.com
ahamoは月額2,970円のシンプルなワンプランです。このプランには20GBのデータ容量と5分間の無料通話がついており、テザリングも20GBまででき、5分以内の通話はかけ放題です。
ahamoのプラン | |
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基本料金(20GB) | 2,970円 |
プランは一つですが、オプションは何個か用意されており、データ容量を+80GBできる「大盛りオプション」、24時間かけ放題になる「かけ放題オプション」、端末故障時のための「ケータイ補償サービス」にも加入することが可能です。
ahamo大盛りオプション加入時 | |
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基本料金(20GB) | 2,970円 |
大盛りオプション(80GB) | 1,980円 |
合計料金(100GB) | 4,950円 |
ギガホ・ギガライトよりお得
ドコモでは現在ギガホ・ギガライトを契約できます。これらの料金プランをahamoと比較してみましょう。
5Gギガホプレミアは月額7,315円でデータを無制限に使えるプランです。
そこにみんなドコモ割(3回線以上)で-1,100円引きを適用し、ドコモ光セット割で-1,100円が適用になり、dカードお支払割で-187円となり、月額4,928円になります。
ドコモ 5Gギガホプレミア(3GB超過時) | |
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基本料金 | 7,315円 |
みんなドコモ割(3回線以上) | -1,100円 |
ドコモ光セット割 | -1,100円 |
dカード割 | -187円 |
割引後価格 | 4,928円 |
そしてデータ使用量が3GB以下だった月は、自動的に-1,650円引かれます。そのためあまり使わなかった月は月額3,278円となります。
ドコモ 5Gギガホプレミア(3GB以内) | |
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基本料金 | 7,315円 |
みんなドコモ割(3回線以上) | -1,100円 |
ドコモ光セット割 | -1,100円 |
dカード割 | -187円 |
3GB以内の場合の割引 | -1,650円 |
割引後価格 | 3,278円 |
※家族がドコモではない、ドコモ光、dカードを使っていない場合は、7,315円の定価となります。
一方ギガライトは0~7GBまでを使った分だけ支払うプランです。
家族割などの適用がない場合は、以下のような料金になります。
ギガライト | |
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1GB以下 | 3,465円 |
3GB以下 | 4,565円 |
5GB以下 | 5,665円 |
7GB以下 | 6,765円 |
みんなドコモ割3回線以上、ドコモ光セットなどを適用すると以下のような料金になります。
ギガライト ※割引適用時 | |
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1GB以下 | 2,178円 |
3GB以下 | 2,728円 |
5GB以下 | 3,278円 |
7GB以下 | 4,378円 |
ドコモのような家族割引、光セット割など各種割引がない代わりに、基本料金がとても安いです。
具体的な料金をシミュレーション
ドコモとの差額はいくらになるでしょうか?
ギガホとの比較 | |
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ギガホの3GB以下の場合 | 3,278円 |
ahamo(20GB)の場合 | 2,970円 |
差額 | 308円安い |
ギガホとの比較 | |
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ギガホ3GB以上の場合 | 4,928円 |
ahamo大盛り(100GB)の場合 | 4,950円 |
差額 | 22円高い |
ギガライトとの比較 | |
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ギガライト7GBの場合 | 4,378円 |
ahamo(20GB)の場合 | 2,970円 |
差額 | 1,408円安い |
このように、ahamoの料金はドコモに比べて安く、また使えるギガ数も多いことがわかります。家族割や光割などがありませんが、元々の料金が安いため、ドコモに比べると家族で乗り換えたとしても、お得に契約することができるのですね。
ahamoに乗り換えるメリット
ドコモと同じ回線・速度・エリア
ahamoはドコモと比べるととても安いので、安かろう悪かろうではないかと心配になりますが、実は通信品質・通話品質ともにドコモと全く同じです。
まずahamoはドコモと同じ回線をそのまま利用しているため、ドコモの電波が届く所はahamoモも繋がり、エリアも全く同じです。ドコモは人口カバー率99.9%なので、ahamoも日本各地でしっかり繋がります。
速度もドコモと同じで、格安SIMによくある通信速度の不安定さやお昼の速度低下もありません。それはドコモから回線を借りているのではなく、回線をそのまま使っているためです。(よって、ドコモ通信障害時などは、同じようにahamoも繋がらなくなります。)
ahamoは安さは格安SIM並みですが、通信・通話品質はドコモと全く同じなので安心です。
※対応バンドもドコモと同じで、4G LTEでは最低限Band1, 8, 19に対応していれば、全国で快適につながります。
時間帯による制限もなし
画像出典:https://ahamo.com/
ahamoでは「時間帯による制限」がないことが明記されています。時間帯による制限とは、お昼休みや夕方などみんながスマホを使う時間に、大量にデータ通信をした場合に速度制御がかかることですが、ahamoではそれがありません。
ただしこれとは別に、公平性のために速度制御を行う場合はあります。
大盛りオプションなら100GB
画像出典:https://ahamo.com/special/oomori/
ahamo大盛りでは、プラス1,980円で80GBという大容量を追加することができます。基本料金と合わせて合計月4,950円(2,970円+1,980円)で100GB(20GB+80GB)を使うことができ、実質無制限プランに近い使い方ができます。
詳細は以下のようになっています。
ahamo | 大盛り | ahamo+大盛り | |
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料金 | 2,970円 | 1,980円 | 4,950円 |
高速データ容量 | 20GB | 80GB | 100GB |
容量超過時速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
テザリング容量 | 20GB | 80GB | 100GB |
海外ローミング容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
データ追加(チャージ) | 550円/1GB | 550円/1GB | 550円/1GB |
無料通話 | 5分間以内 | 5分間以内 | 5分間以内 |
時間帯による制限 | なし | なし | なし |
さらにテザリングの制限もなく、容量いっぱい使うことができ、大盛り時は100GBのテザリングが可能になります。
そして気になる混雑時の速度制限ですが、「時間帯による制限もなし」と公式サイトに明記されています
また大盛りはオプションなので、付けたくない月はなしでOKです。そうすれば20GB(2,970円)となります。必要に応じて5月と6月は大盛り(+1,980円で4,950円)、7月は大盛りオプションなし(2,970円)、などの使い方ができます。
海外ローミングも20GBまで
ahamoは海外ローミングが基本料金に込みになっており、20GBまで無料で行うことができます。また足りなくなった場合は1GB 550円のチャージで高速データに戻すことができます。なお大盛り時でも海外ローミングは20GBまでとなります。
5Gギガホプレミアでは海外ローミングには、別途「海外パケット・ホーダイ」または「パケットパック海外オプション」への申し込みが必要で、1時間200円~7日間5,280円、2,980円/日などの料金がかかります。
なお国際電話は別料金で、地域により異なる料金がかかります。
最低利用期間や違約金なし
2022年8月の現在となってはドコモからの乗り換えでは違約金はありません。2年縛りも撤廃されています。ドコモの古いプランをお使いの方も契約更新月を気にせず乗り換えることができます。
またahamo契約時の事務手数料も無料化しています。
ドコモ | ahamo | |
---|---|---|
契約解除料(違約金) | 0円 | 0円 |
MNP転出料 | 0円 | 0円 |
契約事務手数料 | 0円 | 0円 ※1 |
2年縛り | 撤廃 | なし |
今のスマホ・電話番号をそのまま使える
ahamoはドコモと同じ電波を使うため電波の相性問題が起こらず、今使っている端末をそのまま使うことができます。
auやソフトバンク、楽天モバイルなど他社からの乗り換えでは、対応バンドが合わずに端末の買い換えが必要になるケースが多いですが、ドコモからの乗り換えならそれは不要です。
使える端末 | Z2以降などかなり古いスマホも対応している |
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SIMロックの解除 | ドコモのSIMロック解除は不要、他社のSIMロックは解除必要 |
またドコモで使っていた電話番号をそのまま移行する(使う)ことができます。これをMNPといい、ドコモからの乗り換えならMNP予約番号の取得は不要で手続きが完了します。
ドコモメールが使える
画像出典:https://www.docomo.ne.jp/service/docomo_mail_portability/
従来アハモに乗り換える場合、ドコモのキャリアメールは引き続き使うことができませんでした。しかし2021年12月からキャリアメール持ち運びサービスが始まったため、ahamoでもドコモメールを使い続けることができるようになりました。
※ahamoで引き続き使う場合は、乗り換え時に持ち運びサービスに申し込み必要があります。後からは申し込めませんので、注意が必要です。
ドコモメール持ち運び | |
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ドコモ解約後・MNP乗り換え後 | 使える |
利用料金 | 月々330円/1アドレス |
支払い方法 | ahamoの場合は電話料金合算で支払い |
対応メールアドレス | @docomo.ne.jp |
対応機種 | iPhone, Android |
申し込み | ahamoではプラン変更時 |
保存容量 | 1GBまで |
機能 |
月額330円の費用がかかりますが、キャリアメールがないと困る方もこれで安心ですね。
即日切り替えで不通期間なし
ahamoではSIMカードの切り替えが必要な方と、そのままドコモのSIMで使える方がいます。ドコモのSIMカードが使える方は、プラン変更と同時にahamoが使えるようになります。
古いSIMカードを使っている、機種変更をする方には新しいSIMカードが送られてくるため、切り替え手続きが必要になります。その場合も、ご自身で切り替え時間を決めることができるので、電話の少ない休日に切り替えるなどすれば、不通期間はほとんどなくなります。
端末購入もできる
画像出典:https://ahamo.com/products/
ahamoでは端末販売があり、2022年8月現在iPhoneとAndroid合わせて5種類から購入することもできるようになっています。またドコモオンラインショップでの購入も可能です。
以前はドコモの回線契約がないと買うことができませんでしたが、現在ではiPhoneをはじめ、Androidスマートフォン、ケータイ、中古スマホなどが購入できるようになっています。
またドコモの回線契約がなくても、スマホおかえしプログラムに加入してお得に端末を使うことも可能です。
即日切り替えできて不通期間なし
ahamoへの乗り換えでは、電話・通信が使えなくなる時間はほぼありません。
それはSIMのバージョンによってはSIM交換なしで乗り換えることができるためです。SIMが古い場合(バージョン3以前)、SIMカードも交換が必要になり、切り替え期間が出ますが、自分で切り替えタイミングを指定でき、ほとんど空白時間を0にすることができます。
ケータイ補償サービスに対応
画像出典:https://ahamo.com/services/compensation/
故障・水濡れ・全損などあらゆる端末のトラブルを補償してくれる「ケータイ補償サービス」は引き続き加入することができます。
月額料金は端末により550~1,100円、故障時の交換では自己負担8,250円~12,100円です。また修理ができる場合は、修理費用の一部をサポートしてもらえます。
交換端末は当日~2日以内に手元に届き、その後故障端末を返送します。
口座振替も対応
ahamoでは引き続き口座振替にも対応しています。ゆうちょ銀行を始め都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合などからの引き落としが可能です。
その他の比較表
ahamo | 5Gギガホ | |
---|---|---|
無料通話 | 5分以内無料 | なし |
申し込み方法 | オンラインのみ | 店頭 |
サービス | チャット・メール | 店頭・オンライン・電話 |
回線 | 4G(LTE)/5G | 4G(LTE)/5G |
海外利用 | データ20GBまで込み | 有料 |
5分かけ放題 | 基本料金に込み | +770円 |
完全かけ放題 | +1,100円 | +1,870円 |
家族間通話 | なし | 無料 |
テザリング | 無料で20GBまで | 無制限 |
容量超過後 | 最大1Mbps | 無制限 |
家族割引 | なし(カウントはあり) | みんなドコモ割 -1,100円 |
光セット割 | なし | あり -1,100円 |
dカード割 | なし | あり -187円 |
キャリアメール | 引き継ぎ可 | 利用可能 |
電話番号引き継ぎ(MNP) | 対応 | 対応 |
故障時対応 | 店頭・オンライン | 店頭・オンライン |
契約縛り・違約金 | なし | なし |
契約事務手数料 | 無料 | 無料 |
ドコモとahamoの違い・デメリットは?
ドコモとahamoでは何が違うのでしょうか?
家族割・ファミリー割引の取り扱いは?
画像出典:https://www.docomo.ne.jp/charge/minna_docomo/
ahamoには家族割り引き、シェアパックなどのサービスは一切ありません。ただし家族がドコモを契約しており、みんなドコモ割が適用されている場合、ahamoも回線数のカウントには入ることができます。※詳細は画像を参照ください。
ドコモ | ahamo | |
---|---|---|
家族割プラス(3回線以上) | -1,100円 | なし(カウントには含まれる) |
ドコモ光割はない
ドコモ光セット割にも非対応です。
ただし、ahamo契約回線をドコモ光のペア回線に設定した場合、同一ファミリー割引グループ内のahamo以外の対象回線へのドコモ光セット割は適用されます。
つまり家族は光セット割を受けることができますが、ahamoの方は割引がありません。
ドコモ | ahamo | |
---|---|---|
ドコモ光セット割 | -1,100円 | なし(ドコモの家族は割引を受けられる) |
オンライン専用のプラン
ドコモとの大きな違いに、ahamoはオンライン専用プランである点が挙げられます。
オンライン専用プランとは、店頭・電話でのサポートは一切受けられず、申し込みもネットからのみで、サポートはオンラインチャットのみであるプランのことです。
auのpovo、ソフトバンクのLINEMO(ラインモ)と同じ立ち位置です。
そのためスマホにある程度詳しく、自分一人で乗り換えや機種変更などができる方でないと利用が難しいです。
そもそものahamoの安さは、人件費(店舗運営)をカットして実現しているため、この点は妥協せざるを得ません。
※ただし1回につき3,300円で店頭にて有償サポートをしてもらうことは可能です。
未成年は契約できない
ahamoは未成年者(18歳未満)は本人名義で契約することができません。なお、親権者名義で契約し、18歳未満の子供を利用者登録してSIMを使わせることは可能です。
留守番電話は非対応
ahamoは留守番電話機能に非対応です。その他キャッチホン、転送でんわサービスも利用することができません。
その他使えなくなる機能
子育て応援プログラム
ドコモでは12歳まで誕生月に3,000円分のポイントがもらえる「子育て応援プログラム」がありましたが、ahamoでは適用できません。
学割
また学割もありません。
はじめてスマホ割
はじめてスマホ割も適用外です。
キャリア決済
キャリア決済は一部機能が制限され、「spモード コンテンツ決済サービス」ができません。
ドコモ払い(電話料金合算払い)は可能です。
注意事項
ドコモに残債(分割払い)がある場合
ドコモで36回払いなど端末分割払い残りがある場合、そのまま引き続き分割払いで支払い続けることが可能です。また希望があれば一括で支払うことも可能です。一括払いに変更する場合は、ドコモショップでの手続きが必要になります。
ただしドコモで端末を購入した時、月々サポートなど端末割引があった場合、それが解除になるため、端末代が高くなる可能性があります。
残債の状況は「マイドコモ」の「ご契約内容」から確認することができます。
SIMロックの解除は不要
ahamoの回線はドコモのため、ドコモで購入したドコモのSIMロックがかかった端末は、ahamoではそのまま使うことができます。auとソフトバンク、ワイモバイルのSIMロックは解除する必要があります。
ショップ・電話での相談は非対応
ahamoはオンライン専用プランなので、ドコモショップでの契約やサポートは受けられません。申し込みから開通、利用まで全てネットで完結しており、問題発生時は自力で解決できることが必須です。
3,300円の有償サポートはあり
しかしahamoは1回当たり3,300円支払うことで、有償サポートをしてもらうことは可能です。あくまでサポートで、スタッフが一緒についてくれますが、端末操作は自分で行う必要があります。
サポート内容はahamoの申し込みや住所などの変更、初期設定、データ引き継ぎなどです。
ドコモの継続年数は
長期利用ありがとう特典は対象外となりますが、ドコモ回線継続利用期間は引継ぐことができます。
連絡メールアドレスはフリーメールに
ドコモメール持ち運びを利用する場合も、連絡メールアドレスにキャリアメールを登録することはできません。そのためヤフーメール(@yahoo.co.jp)やGmail(@gmail.com)、インターネットプロバイダの提供するメールアドレスなどを指定する必要があります。
機種変更はどうする?
ahamoに乗り換える時、機種変更したい場合は、申し込みページからSIMとスマホセットを選択すれば、同時に機種変更することができます。
ahamoに既に乗り換えており、これから機種変更したい場合は、ahamo公式サイトから申し込むことができます。それとは別に、ドコモオンラインショップで端末のみ購入(ドコモ回線契約なし)をすることも可能です。
ahamoをおすすめできる方
今の快適さをそのまま料金だけ安くしたい方
ドコモは高いけれどサクサクつながる、格安SIMは速度低下が気になるという方も多いと思います。
しかしahamoはドコモ回線をそのまま使っているため高速、お昼休みや夕方などの速度低下もほぼありません。エリアもこれまで使っていたドコモのエリアが全て同じように繋がります。
今の快適さをそのままで料金だけ下げたいという方におすすめです。ahamoは安いですが、通信品質を落として安くしているのではなく、店舗でのサポートを削って人権費をカットして低価格を実現しています。
データ通信をたくさんする方
データの消費が多い方にもahamoはおすすめです。
ahamoの目玉サービスとして、2022年6月に始まった「大盛りオプション」があり、大盛りオプションを適用することで、基本データ量に加えてプラス80GB、合計月々100GBの超大容量のデータ通信が可能になります。
これはオプションなので、必要に応じて付けたり外したりすることが可能です。
自宅のWi-Fiが弱い、光回線を引いていない、動画などデータの消費量が多いという方も、もしかするとahamoだけの契約で通信量をまかなうことができるかもしれません。
海外へ行くことが多い方
画像出典:https://ahamo.com/services/roaming-data/
海外旅行や海外出張など、外国に行くことが多い方もahamoはおすすめです。
アハモでは海外ローミングも20GBまで可能で、追加料金や申し込みも不要です。対応しているエリアは日本人の渡航先の95%をカバーしているため、広い地域でローミングが可能です。(83カ国・地域)
これはドコモの国際ローミング対応国(200以上の国と地域)より狭いため、ご自身が行きたいエリアが該当しているか、あらかじめチェックしておいたほうがよいでしょう。
ショップでのサポートがなくてもOKな方
ahamoでは基本的にショップや電話でのサポートが受けられません。1回につき3,300円支払うことで店頭スタッフから有償サポートを受けることができますが、月額料金を超える割高なサービスなので、できれば使わないに超したことはありません。
そのため、ahamoはある程度スマホやネットの知識があり、困ったときに自分で調べて解決できる方むけのサービスであるといえます。
端末をお得に購入したい方
ahamoの公式サイトでは、2022年8月現在5種類のスマホを取り扱っています。ahamoでも「いつでもカエドキプログラム」に対応しており、端末を返却することでお得に機種変更を行うことができます。またもちろん買い切りもできます。
またahamo公式サイトにない端末でほしいものがあれば、ドコモオンラインショップにて色々なスマホ、iPhone、ケータイなどを購入することができます。その場合はドコモ回線契約なしでも購入可で、「端末のみの購入」を選択できます。
ガラケーをお使いの方
ガラケーをお使いの方もahamoに乗り換えられます。というのは、一部のガラケーやらくらくフォンなどがahamo公式サイトで動作確認済みになっているためです。
ahamoでは端末の動作確認を行い、順次こちらのページのリストに記載しています。
ここに載っているガラケーや高齢者向けスマートフォンは、ahamoでも使うことができます。
ahamoでは数は少ないですが、スマートフォンの取り扱いがあるため、ガラケーからスマホに機種変更することもできます。
またアハモには5分間の無料通話がついていますが、これでは足りない場合は月々+1,100円で24時間無制限かけ放題に変更することが可能です。
子供用(中学生・高校生)のSIMにしたい方
今では中学生の8割がスマホをもつなど、子供用のSIMを契約したい方が増えています。
ahamoでは残念ながら18歳未満の方は本人名義で契約することができません。小学生・中学生・高校生の子供の場合は、契約者を保護者として、使用者を子供に指定することで、SIMを使わせることも可能です。
フィルタリングに対応しているので、時間制限や、未成年者に不適切なネットコンテンツやアプリはブロックすることができます。
ドコモからahamoに乗り換える方法
ドコモからahamoへの乗り換えは、正確には料金プラン変更の扱いで、他社から乗り換えるよりかなり簡単な手続きですみます。
スマホの用意について
ドコモで購入した機種の多くは、ahamoでそのまま使うことができます。ただしあまり古い端末だと使えないことがあるので、お手持ちのスマホの利用を考えている方は、公式サイトの「動作確認済み端末リスト」に載っているか、チェックしておきましょう。
またドコモのSIMロックはかかったままでもahamoで使えます。
ご自身の端末が引き続き使えない場合は、以下の方法で入手する必要があります。
ドコモオンラインショップで購入する
一つ目の方法は、ドコモオンラインショップで端末のみ購入をすることです。ahamoでは端末の販売がありますが、種類が限られています。ドコモオンラインショップなら様々な機種から選ぶことができます。
現在ではドコモ回線契約がない方でも機種のみ購入ができるので、ドコモの電波に適応した端末を購入することができます。
その他の方法で入手する
もう一つが家電量販店や通販、中古ショップなどでスマホを買う方法です。この場合ドコモの電波に対応したスマホを選ぶ必要があるので、少々スマホの知識が必要になります。心配な方はドコモのオンラインショップで買うほうが安全です。
MNP予約番号や本人確認書類について
画像出典:https://www.linemo.jp/process/mnp/
ドコモ⇔ahamo間での乗り換えは料金プラン変更の扱いのため、MNP予約番号の取得が不要です。
また、本人確認書類は必要ありません。※申込時にWi-Fiをオフにしてドコモ回線のスマホからdアカウントにログインし、ネットワーク暗証番号を入力することで本人確認を行います。
乗り換えタイミングについて
ドコモのプランから初めて変更する場合、変更月はahamoの月額料金2,970円(税込)を基準に、基本料金の高いプランの基本料金(※1)が請求されます。
そのため二重請求はなく乗り換えのタイミングは特にありません。
※1:基本料金は高い順から、5G ギガホ、5G ギガホ プレミア、ギガホ 2、ギガホ、ギガホ プレミア ⇒ ahamo ⇒ 5G ギガライト、ギガライト、ケータイプラン 2、ケータイプラン、はじめてスマホプラン(5G/Xi)、U15 はじめてスマホプラン(5G/Xi)、データプラス 2、データプラス、キッズケータイプラン 2、キッズケータイプランとなります。
またドコモからahamoへ変更する際に、解約金や手数料はかかりません。
参照:https://faq.ahamo.com/faq/show/59
契約前に変更・廃止が必要なサービス
ドコモからahamoに乗り換えると利用できなくなるサービスがあります。
- spモード コンテンツ決済サービス
- ドコモ電話帳
- クラウドサービス
- シェアパック
- データ専用プラン
- 請求書によるお支払い
- イマドコサーチ
- ワンナンバーサービス
など
申し込みから開通までの流れ
ahamoの申し込みから開通までの流れは以下のようになります。
①必要なものを揃える
- dアカウント(無料)とパスワード
- 支払い方法の情報(クレジットカードまたは銀行口座)
②申し込む
ahamoの申し込みサイトで「申し込み」をタップ、契約形態で「docomoを契約中の方」を選択、料金プラン変更のみかスマホも購入するかを選択します。
dアカウントをお持ちの方はそのままログイン、お持ちでない方は無料で発行します。
その後画面の指示に従って申し込みを行います。ahamo対応機種の確認や、注意事項・確認事項、廃止となるサービスについての確認などがあります。
③SIMカードについて
その後SIMのバージョンによってSIMカードをそのまま使える場合があります。その場合はプラン変更後すぐにahamoに切り替わります。
また古いSIMカードを使っている場合や機種変更をする場合は、新しいSIMカードへの切り替えが必要になります。新しいSIMカードへの変更が必要な方には、SIMカードが宅急便で配送されます。
新しいSIMカードが到着したら切り替えて続きの後、端末の電源をオフにしてSIMを挿します。切り替え手続きはウェブ又は電話で行います。
ウェブで行うにはahamoログインページから「受付番号」「連絡先電話番号」「暗証番号」を入力して「ログイン」ボタンをタップします。次に「切り替え(開通)のお手続きへ」をタップします。最後に「開通する」を選択します。これで開通が完了します。
④SIMカードを入れる
スマホの電源をオフにしてSIMカードを差し込みます。
⑤初期設定を行う
iPhoneの場合は、自動でAPN設定が行われます。
Androidの場合は右上の「+」ボタンをタップします。「名前」に「ドコモ」を入力し、「APN」に「spmode.ne.jp」を入力、右上のメニューボタンから「保存」をタップします。設定したAPNにチェックを入れて完了です。
キャリアメールの引き継ぎ方法
今まで使っていたドコモのキャリアメールを引き継いで使うことができます。これをキャリアメール持ち運びサービスといいます。
ドコモメール持ち運び | |
---|---|
ドコモ解約後・MNP乗り換え後 | 使える |
利用料金 | 月々330円/1アドレス |
支払い方法 | ahamoの場合は電話料金合算で支払い |
対応メールアドレス | @docomo.ne.jp |
対応機種 | iPhone, Android |
申し込み | ahamoではプラン変更時のみ(解約後は不可) |
保存容量 | 1GBまで |
機能 |
申し込みの条件は
- 現在ドコモ回線を契約中であること
- 回線契約にもとづき発行したdアカウントのIDを持っていること
- 回線契約名義が法人契約でないこと
ahamoを利用する場合は、プラン変更時に同時に申し込む必要があります。つまり、既にahamoへプラン変更してしまった方は、ドコモメール持ち運びは利用できません。
詳しい引き継ぎ方法はこちらのページで解説していますが、ざっくりと以下のような流れになります。
- dアカウントを発行
- 利用設定の有効化(dアカウントでドコモメールを利用できるよう設定)
- My docomoの設定から「メール設定」の「設定を確認・変更する」
- ネットワーク暗証番号を入力
- 「dアカウント利用設定の確認/変更」
- 「利用する」を選択し、「確認する」をタップ
その後、Androidユーザでドコモメールアプリ対応端末をお使いの方は、そのままドコモメールアプリを使い続けることができます。
ドコモメールアプリ非対応の端末をお使いの方は、GmailやOutlookなど他社アプリをインストールし、設定が必要です。
- 「dアカウント」にログイン→「設定」→「メール設定」→「設定を確認・変更する」→IMAP専用ID・パスワードの確認をタップ
- ネットワーク暗証番号を入力して表示されたIMAP専用パスワードを確認
- メールソフト(Gmail、Outlookなど)に以下の情報を設定する
iPhoneユーザは引き続き、iOSの標準メールアプリで使うことができます。ドコモ契約時と異なる端末を使う場合は、プロファイルのダウンロードとインストールが必要になります。
ドコモ→ahamo 乗り換えのまとめ
- ahamoではドコモより1,000円以上月額料金を節約できる
- ドコモと全く同じ電波を使っているため、同じ速度・エリア・通信品質
- 大盛りオプションで100GBまで使えるようになる
- ドコモ内でのプラン変更のため違約金・手数料はない
- 今のスマホがそのまま使える
- ahamoはオンライン専用プランなので、手厚いサポートは全くなし
ahamoに乗り換えるメリットは多く、料金節約だけでなく品質の面でも安心で、特にドコモからの乗り換えなら手続きも複雑ではなく、今のスマホをそのまま使えるのでおすすめできます。
唯一気になるのはアハモはオンライン専用プランということで、店頭スタッフのサービスを受けられないため、ネットやスマホになじみがある方でないとやや難しく感じられます。
そのためネットに不慣れな高齢者などには難易度が高く、向き不向きがあることも事実です。
しかし毎月の通信料が1,000円以上抑えられるのは大きなことで、がんばって乗り換えればこれまでの通信費を別の用途に当てることも可能です。
この機会に乗り換えを検討し、月々の通信費を安くしていきましょう。