ahamo大盛りならテザリングも100GB！料金やデメリットも解説

ahamo大盛りのサービスが始まりました。ahamoはこれまで20GBまでテザリングできましたが、大盛りならテザリングも100GB！料金や他との比較、デメリットも解説します。

テザリングも100GBまで

結論からですが、ahamo大盛りでは、テザリングも100GBまで可能になります。

それは公式サイトで明記されています。

チャットボットで「大盛り　テザリング」で質問したところ以下のような回答がありました。

ahamo大盛りは、テザリングに対応していますか？

ahamoをご契約中のお客様は、毎月の利用可能データ量の範囲内で、テザリング機能を無料でご利用いただけます。
ahamo大盛りの利用可能データ量は100GBとなります。

この毎月の利用可能データ量の範囲内という所が味噌です。大盛りでは100GBのため、テザリングも100GBまで使えるということが分かります。

時間帯による制限もなし

公式サイトによると、時間帯による制限もなしとのことです。

ポイント2　高品質な4G/5Gネットワーク
時間帯による制限もなし。

大手キャリアの大容量プランやポケットWi-Fiなどは、一定時間で大量のデータを使うと通信規制がかかったり、通信が遮断されたりすることがあります。

料金は100GBで4,950円（税込み）

ahamoの料金体系は、基本料金＋オプション料金（大盛り）です。

基本料金（20GB）	税込み2,970円
大盛りオプション（80GB）	税込み1,980円
月額合計（100GB）	税込み4,950円

※5分超過後22円/30秒
※SMSや他社接続サービスなどへの発信は、別途料金が発生
※機種代金別途
※オンライン手続きプラン
※価格はすべて税込

ahamoの注意点

• アハモ大盛りは月額4,950円のサービスです。ただし5分以内の通話は無料ですが、5分を超えると30秒22円の通話代がかかります。またSMSの送信には文字数に応じて送信料金がかかります。
• また無料通話の対象外もあり、ナビダイヤルやテレドーム、衛星電話、国際電話などは通常通りの通話料がかかります。
• そして機種代は別で別費用で購入するか、自分で用意する必要があります。
• またahamoはオンライン専用プランで、電話対応や店頭サポートは一切ありません。
• また4,950円は切りが良い価格ですが「税込み表示」です。

ahamo大盛りとは

サービス内容

画像出典：https://ahamo.com/special/oomori/

ahamo大盛りは、2,970円（20GB）の基本料金に、オプション費用1,980円を払うことでさらに80GB使えるようにするサービスです。

あくまでプランは1つ（20GB）ですが、それに必要に応じて80GBを追加できるようになりました。

以下にアハモの基本スペック表を記載します。

	ahamo	ahamo+大盛り
料金	2,970円	4,950円
高速データ容量	20GB	100GB
容量超過時速度	1Mbps	1Mbps
テザリング容量	20GB	100GB
海外ローミング容量	20GB	20GB
データ追加（チャージ）	550円/1GB	550円/1GB
無料通話	5分間以内	5分間以内
時間帯による制限	なし	なし

100GBを超えたら？

100GBを超えた場合、最大1Mbpsに速度制限されます。しかし1GB 550円の追加チャージをすることで、高速に戻すことが可能です。

いつから適用される？

オプションに申し込み後すぐ使う、または予約で翌月から使うを選択できます。月の途中にデータが足りなくなったら、その時点で追加することが可能です。

料金を詳しく比較

容量の大きいSIMや回線サービスはいくつもあります。ahamo大盛りはその中で安いのでしょうか？それとももっとお得なサービスがあるのでしょうか？

ギガホとどちらがお得？

5Gギガホプレミア（データ容量無制限）
テザリング容量	100GB
基本料金	7,315円
みんなドコモ割（3回線以上）	-1,100円
ドコモ光セット割	-1,100円
dカードお支払割	-187円
割引後価格	4,928円

ドコモの5Gギガホプレミアはデータを無制限で使えるサービスです。基本料金は7,315円ですが、様々な割引を適用することで4,928円で使えます。この場合、ahamo大盛りより5Gギガホのほうが若干安くなります。

家族が3人以上いてドコモを使っている場合は、5Gギガホのほうがお得ですが、家族のキャリアが揃わない、固定回線は他社を使っているという場合は、ahamo大盛りのほうがお得になります。

また5Gギガホは複雑な料金システムですが、ahamo大盛りはシンプルで、またオプションのため要らない時はつけなくてよいという付け外しのメリットがあります。

テザリングについて
ahamo大盛りは100GBまでテザリングが可能ですが、5Gギガホプレミアは無制限にテザリングが可能です。

通話料について

• どちらも30秒あたり22円
• ギガホは家族間は通話無料だが、ahamo大盛りは家族間通話はなし
• ギガホは月額770円で5分かけ放題、月額1,100円で24時間かけ放題
• ahamo大盛りは5分通話が込み、24時間かけ放題が+1,100円

その他

• ネットワークはどちらも4G/5G対応
• どちらも契約期間の縛りなし

au・ソフトバンク・楽天との比較

au 使い放題MAX 5G（データ容量無制限）
基本料金	7,238円
家族割プラス（3回線以上）	-1,100円
光セット割（auスマートバリュー）	-1,100円
au PAYカードお支払割	-110円
割引後価格	4,928円

auは使い放題MAX 5Gという大容量プランがありますが、基本料金は7,238円で様々な割引を考慮すると4,928円で契約することができます。これはahamo大盛りより僅かに安いです。

しかし家族が3人以上auを契約しており、光回線も契約していないと割引が適用されず、割高になってしまいます。

家族のキャリアが揃わない、固定回線は他社を使っているという場合は、ahamo大盛りのほうがお得になります。

また使い放題MAX　5Gは複雑な料金システムですが、ahamo大盛りはシンプルで、またオプションのため要らない時はつけなくてよいという付け外しのメリットがあります。

テザリングについて
ahamo大盛りは100GBまでテザリングが可能ですが、auの使い放題MAX 5Gは30GBと少ないです。

ソフトバンク　メリハリ無制限（データ容量無制限）
基本料金	7,238円
新みんな家族割（3回線以上）	-1,210円
おうち割光セット	-1,100円
割引後価格	4,928円

ソフトバンクではメリハリ無制限という大容量プランがありますが、基本料金は7,238円で様々な割引を考慮すると4,928円で契約することができます。これはahamo大盛りより僅かに安いです。

しかし家族が3人以上ソフトバンクを契約しており、光回線も契約していないと割引が適用されず、割高になってしまいます。

家族のキャリアが揃わない、固定回線は他社を使っているという場合は、ahamo大盛りのほうがお得になります。

またメリハリ無制限は複雑な料金システムですが、ahamo大盛りはシンプルで、またオプションのため要らない時はつけなくてよいという付け外しのメリットがあります。

テザリングについて
ahamo大盛りは100GBまでテザリングが可能ですが、メリハリ無制限は30GBと少ないです。

楽天モバイル　Rakuten UN-LIMIT VII（データ容量無制限）
無制限（21GB以上）	3,278円

楽天モバイルのプランRakuten UN-LIMIT VIIは無制限を3,278円で使うことができます。これはahamo大盛りと比べた場合、1,672円安くまた100GBを超えても通信が可能です。

さらに3GB以下だった月は1,078円、20GB以下だった場合、自動的に2,178円となります。

ただし、これは楽天モバイル回線圏内の場合で、楽天自社回線外（auのローミング時）はたった5GBまでしか使えません。

また、楽天モバイルはプラチナバンドが割り当てられていないため、繋がりやすさが他社に劣ります。

テザリングについて
テザリングの制限はなく、無制限にテザリングが可能です。しかし公平性を保つためにデータの圧縮や速度の制御を行う可能性があります。

その他の格安SIMとの比較

その他の格安SIMやキャリアのサブブランドと、大容量プランを比較してみました。

IIJmio	20GB（2,000円）
mineo	20GB（2,178円）
イオンモバイル	50GB（5,258円）
OCNモバイル	10GB（1,760円）
povo2.0	20GB（2,700円）
povo2.0	50GB（12,980円）
LINEMO	20GB（2,728円）
ワイモバイル	25GB（4,158円）
UQモバイル	25GB（3,828円）

IIJmioやmineoなどの格安SIMでは、以上のギガ数が最大の容量でした。これをオーバーしてしまった場合は、データチャージという形で高速データを追加していきます。

ちなみにデータ容量追加（チャージ）料金は以下のようになっています。

IIJmio	1GB（220円）
mineo	0.1GB（55円）
イオンモバイル	1GB（528円）
OCNモバイル	1GB（550円）
povo2.0	1GB（390円）※有効期限7日間
povo2.0	3GB（990円）※有効期限30日間
LINEMO	1GB（550円）
ワイモバイル	0.5GB（550円）
UQモバイル	0.5GB（550円）/0.1GB（220円）

こうして見てみると、大容量プランが割高だった格安SIMも、だいぶ安くなっているのが分かります。たとえばIIJmioの最大プランは20GBで2,000円、30GB使いたい方の場合、220円のチャージを10回で2,000円+2,200=4,200円となります。

ただこれ以上40GB、50GBとなるとデータチャージ代がかさみ、ahamo大盛りより高くなってしまいます。

注意点
しかし格安SIMには重要な注意点があります。それは速度が不安定なことです。お昼頃など混雑時に速度が落ちるのは有名で、それ以外に午後の帰宅時間帯やスマホ利用が増える夜なども、速度が遅くなってしまうことがあります。

パソコンなど複数の機器とテザリングするのであれば、ある程度の速度が確保できていることが求められます。

ahamo大盛りのデメリット

テザリングできない機種もある

まずahamoで販売している端末はテザリングもできると考えられます。またahamoには動作確認済み端末リストがありますが、このリストに載っていればテザリングも動作確認済みと考えることができます。

しかし動作確認済み端末リストに載っていない端末を使いたい場合もあるでしょう。その場合5年以上前に発売された機種や、他社のスマホを使う場合は電波が合わなかったり、テザリングができない可能性もあるため、注意が必要です。

繰り越しはできない

ahamoでは余ったデータを翌月に繰り越すことはできません。基本のギガ数20GB、オプションの80GB共に繰り越し不可能です。

海外ローミングは20GBまで

大盛りオプションをつけた場合も、海外ローミングは20GBまでです。これをオーバーすると送信速度最大1Mbpsに制限されます。

また、15日間以上長期にわたって海外に滞在すると最大128kbpsの速度に制限され、帰国するまで制限が解除されません。（データの残量にかかわらず、また追加チャージしても高速になりません。）

日割り計算は行われない

大盛りオプションは日割り計算は行われません。

そのため月の途中で契約すると少々もったいないことになります。（もちろん月の途中から月末までに使い切ってしまう場合は問題ないのですが）　特に月末の加入はデータを余らしてしまってもったいないです。

しかし、かといってデータチャージのほうがお得とは言い切れません。

データチャージは4回（4GB）で2,200円で、大盛りオプションより高くなってしまいます。そのため月末であっても4GB以上をチャージする予定なら、大盛りオプションをつけるほうがお得になります。

100GBもいらない人には無駄が多い

20GBでは足りないけれど、100GBも使わない、30～40GBで充分という方にとっては、大盛りオプションは無駄が出てしまいます。

かといって30GBまでチャージを繰り返すと10GBとなり5,500円です。こうなるなら大盛りオプションのほうが断然お得です。

またpovo2.0（必要な時に24時間使い放題を付けられる）や楽天モバイル（3,278円で無制限に使える）など、他社のプランを考える必要性もでてきます。

2度購入（計180GB）はできない

大盛りオプションを2回つければ、20GB+80GB+80GBで合計180GBが使えそうです。しかし残念ながら、大盛りオプションは2度購入することはできません。

100GBを大きく超える方は、5Gギガホプレミアや楽天モバイルのような無制限プランを考えた方がお得です。

ahamo大盛りのメリット

オプションだから必要な時だけ付けられる

5Gギガホなど大容量の契約はいくつもありますが、ahamo大盛りの最大の特徴に「必要な時だけつけられる」という点があります。

ahamo大盛りは正確にはプランではなくオプションなので、必要に応じて付けたり外したりでき、それによる契約縛りや違約金もありません。

月の途中で申し込めて即適用

大盛りオプションは月の途中で申し込むことができます。オプションを購入する時、いつから適用したいか選ぶことができます。

の3つから選ぶことができますので、すぐに使いたい場合は「本日（申し込み完了後）から適用する」を選べばOKです。

1ヶ月だけの利用もOK

アハモ大盛りオプションは1ヶ月だけの利用もOKです。

先ほどのように大盛りの適用は、3つのパターンで申し込むことができます。

ある1ヶ月間だけ使いたい場合、「本日（申し込み完了後）から適用し当月末に廃止する」を選べばOKです。

固定回線・家のWi-Fiが不要になることも

ahamo大盛りでは100GBという通常なら使い切れないほどのデータ通信が可能になるので、うまく使えば光回線（固定回線）が不要になります。

またスマホ回線と別にモバイルルーター（モバイルWi-Fi）を契約している方もいると思います。モバイルルーターは接続の手間や持ち歩き、さらにはバッテリー切れの問題があります。

しかしahamo大盛りにすれば通信機器を複数持ち歩かなくて済むようになります。

またホームルーターを契約している方も居ると思いますが、これは自宅のみでしか使うことができません。ahamo大盛りなら肌身離さず持ち運ぶスマホの回線なので、使う場所の制限なく運用することができます。

5G対応で超高速通信も可

5G対応エリアでは端末が対応していれば、5Gで通信することができます。5G通信は超高速な速度が出る反面、時間当たりのギガの消費も大きいです。

ahamo大盛りなら100GBまで使えるので、5G通信を体感するのに最適です。

申し込み・解約方法

申し込み方法

既にahamoを使っている方は、マイページのデータ追加画面で「データ通信量」→「データを追加」→「大盛りオプションを申し込む」を選択して進みます。

これからahamoを契約する方は、申し込み時に画面で選択できます。

解約（解除）方法

解除方法は簡単です。公式サイトのマイページから「アカウント」→「ahamo大盛り」から解約できます。

ahamo大盛りはこんな方におすすめ

自宅のWi-Fiが弱い

自宅には光回線の契約があり、無線LANルーターでWi-Fiが飛んでいるものの、コンクリートの壁や部屋の配置などによって、自室の電波が弱いことがあります。

そのような場合、ルーターを追加したり、中継器を置いたりすることも考えられますが、配線の都合上できないケースもあります。

そのような環境では、大盛りオプションを付けることでスマホからPCにテザリングすればサクサク繋がります。

そもそも光回線を引いていない

一人暮らしでそもそも光回線など固定回線を引いていないケースもあります。

その場合、モバイルWi-Fiを契約したり、スマホでテザリングをしてつなげたりしていると思いますが、上限が20GBでは不安なところもあります。

このような状態では5Gギガホなど大手キャリアの大容量プランを契約する必要性が出てきますが、料金が高いです。また楽天モバイルの無制限プランを活用する方法もありますが、繋がるエリアが狭く、ビルの高層階では電波が届かないことが多いです。

そのような方には、100GBまでが4,950円で使えるahamo大盛りはお得で賢い選択かと思います。

20GBでは全然足りない

これまで20GB以上のデータを使う場合は、格安SIMでは逆に割高になり、キャリアの大容量プランを契約するしかありませんでしたが、auやソフトバンクはテザリングの上限があります。

またキャリアのプランは家族割や光回線セット割など、条件が複雑で適用できないと割高になってしまうケースも多いです。

ahamoなら21～100GBを複雑な条件なしで、家族の縛りもなく一人で契約できるので、手っ取り早くまた低価格（税込み4,950円）です。

自宅やオフィスが5G環境

自宅やオフィスが5G環境に対応したという方も、ちらほら出てきていると思いますが、5G通信は使い方によっては短時間でたくさんの容量を消費してしまうことがあります。

その場合従来の20GBでは不安です。

大盛りにすれば追加で80GBを1,980円（税込み）で使えるため、5Gエリアでの通信も心配なく行えます。

外でPC作業が多い（テザリングが多く必要）

外でPC作業が多くテザリングでまかなっている場合（公衆Wi-Fiを使いたくない場合）、20GBプランを契約していても、突然のWindowsアップデートなどで意外と多い容量を使ってしまうことがあります。

この場合、大手キャリアの大容量プランを選択したり、モバイルルーターを契約したりしますが、テザリングの上限や時間帯による制限がある場合が多いです。

その場合ahamo大盛りにすれば100GBまで使えて、しかもテザリングも100GBまで行えるため、容量を心配せずにPC作業を行うことができます。

ahamo大盛りのテザリング利用まとめ

ついにスマホでも100GBのテザリングができる時代が来ました。他社はテザリングは30GBまでの制限がありますが、ahamo大盛りなら100GB、それ以上使うならドコモの5Gギガホがお得です。

通信容量を気にせずテザリングを行いたい、スマホを使いたいと思っている方にとってahamo大盛りは最適なプランです。5,000円以下で100GBまでテザリングが使えるのは、以前は考えられないことでした。

ぜひこの機会に契約を見直し、月額料金を抑えてお得にスマホを契約していきましょう。