こちらのページ→「後悔?povo2.0の重大デメリットとpovo1.0から克服したデメリット」では、2022年も続くpovo2.0のデメリットや、povo1.0と比べて克服できた点を解説しました。このページでは、povo2.0のメリットについて紹介しています。
超基本のメリット
基本料金が0円に
公式サイトより
povo2.0は基本料金が0円になりました。これは使える高速データ通信はなし、かけ放題もなしの基本プランで、それに自分に必要なデータやかけ放題のオプション(これをpovo2.0ではトッピングといいます)を購入します。
povo2.0は電話ができる音声通話SIMで、データしかできないデータ専用SIM、SMS機能付きSIMではありません。よって0円で音声通話SIMを契約することができるようになったといえます。
しかしいつまでも完全に無料で契約できるわけではありません。全くトッピングを購入しない場合(課金のない場合)は利用停止、強制解約となってしまいます。
それを避けるためには180日間に最低1回以上のトッピングの購入が必要になります。
完全な無料では使えない・・・けれども音声通話SIMは以前は月700円以上出さないと契約できなかったので、良心的な価格設定といえます。
20GB→複数から選べるように
povo1.0ではデータ容量は20GB固定でした。そのため使わない人も無駄(高額)な料金を支払っていました。
1GB | 390円(7日間) |
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3GB | 990円(30日間) |
20GB | 2,700円(30日間) |
60GB | 6,490円(90日間) |
150GB | 12,980円(180日間) |
24時間データ使い放題 | 330円(24時間) |
5分間かけ放題 | 550円(1ヶ月間) |
無制限かけ放題 | 1,650円(1ヶ月間) |
しかしpovo2.0では最低ギガ数が1GBから3GB、大容量では20GB、60GB、150GBから選べるようになったので、少なくて良い方は3GBなど低容量、たくさん使う方は割安で契約できるようになりました。
お昼でもいつでも速い
povo2.0の大きなメリットの一つにいつでも通信速度が速い、お昼や夕方など混雑する時間帯でも速度が落ちない点があります。
povo2.0はキャリア(au)の回線をそのまま使っているので、auと同じ速度が出ます。格安SIMのように速度低下で我慢する必要がありません。
通話品質が良い
通話品質がよいのもpovo2.0のメリットです。
電話もauと同じ回線を使うので、auと同じ通話品質でIP電話やプレフィックス付き電話のような音質の低下や遅延が心配ありません。
また、かけ放題を付ける場合も、OS標準の電話アプリからかけるため(プレフィックス式ではない)、従量課金制の通常の電話と同じ品質で通話することができます。
2年縛りや違約金がない
かつてauでは2年縛りや、更新月以外の解約には高額な違約金がかかったのですが、povo2.0では契約縛りはなく、従って違約金(解約金・契約解除手数料)は0円です。
理論的には好きなときに解約できます。ただし短期解約はブラックリスト入りの可能性があるので、契約から6ヶ月以内の解約はおすすめできません。
事務手数料も無料
契約時には契約事務手数料と呼ばれる3,300円の手数料がかかるのが一般的です。
しかし2022年6月現在、povo2.0では契約事務手数料も無料なので、契約する障壁も低くなっています。
今のキャリアメールがそのまま使える
2021年12月からドコモ、au、ソフトバンクで使っていたキャリアメールが、他社に移転するときもそのまま使える、キャリアメール持ち運びがスタートしました。
そのため、auのキャリアメールはもちろんのこと、ドコモ、ソフトバンクを使っている方も、ドコモ、ソフトバンクのキャリアメールをそのまま使えるようになりました。
格安SIM並みの安さに
auの回線をそのまま使った高品質のpovoですが、速度の低下が起こる格安SIMと互角の安さで使えるようになりました。
povo2.0は3GBで990円、同じくソフトバンクのオンライン専用プランであるLINEMOも3GBで990円、格安SIMではIIJmioが4GBで990円、OCNモバイルも3GBが990円、ワイモバイルが2回線目から3GBで990円など、同一価格帯で並んでいます。
通話専用としての契約も可
povo2.0は実は通話専用として契約することも可能です。先ほどのように基本料金が0円のため、30秒22円で普通に通話することもできますし、5分間・無制限のかけ放題を付けて通話専用の使い方にするのもありです。
povo2.0は180日間有料トッピングを購入しないと利用停止、強制解約になってしまいますが、通話代が660円以上かかっているか、通話トッピング(かけ放題料金)を購入していれば、課金していると見做され、利用停止になることはありません。
基本のメリット
大容量データが安く使える
povo2.0では、大容量のデータが安く購入できるようになりました。具体的には20GBは2,700円です。
ここで60GBは6,490円、120GBで12,980円となっており、60GBは20GBを3回購入するより1,610円お得に、150GBは20GBを7.5回購入するより7,270円安くなっています。
20GB | 2,700円(30日間) |
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60GB | 6,490円(90日間) |
150GB | 12,980円(180日間) |
※括弧内は有効日数です。
かけ放題も安い
かけ放題料金は5分間のかけ放題が月550円、完全なかけ放題が月1,650円と他社と比べ特に安いわけではありません。
しかし基本料金が0円なので、かけ放題だけでよい方にとっては、データがセットで込みになっている他社より安くなります。
5分間かけ放題 | 550円(1ヶ月間) |
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無制限かけ放題 | 1,650円(1ヶ月間) |
※括弧内は有効日数です。
エリアや繋がりやすさ・音声品質がauと同じ
povo2.0のエリアや繋がりやすさ、音声通話の品質はauと全く同じです。オンライン専用プランだからといって、通信や通話の品質が落ちるわけではありません。
これまで楽天モバイルの0円プランを使ってきた方にとって、頻繁にエリア外になる、電話が途切れたり勝手に留守電話になってしまうなどのトラブルが多かったと思いますが、povoではそのような心配はありません。
今の電話番号をそのまま使える
povoは音声通話SIMで番号そのまま乗り換え(MNP)に対応しているので、今まで使っていた電話番号をそのまま使い続けることができます。
データ専用SIM、SMS機能付きSIMはSIM会社を変えると一度番号を捨てなければなりませんが、音声通話SIMなので電話番号の持ち込みが可能です。
MNP時の不通期間(空白期間)がほぼなし
povoで電話番号そのまま乗り換え(MNP)する場合、使えなくなる期間(不通期間)はほぼありません。それは回線の切り替え時間を自分で指定することができるためです。
SIMカードが届いたら自動的に切り替わるのではなく、自分で好きな日時に回線切り替えボタンを押せばよいので、休日など仕事がない日、電話が少ない時間などを選ぶことができます。
eSIMにも対応
povoは物理SIMの他にeSIMも選ぶことができます。
eSIMはオンラインで開通するため、SIMの配送が無く、本人確認さえ済ませれば即日に開通させることができます。急いでいる方や最近のiPhoneを使っている方、eSIMを手軽に試してみたい方におすすめです。
iPhoneも使える
povoではもちろんiPhoneが使えます。
他社のiPhoneの場合はSIMロックの解除が必要ですが、auのiPhoneはそのまま使えます。またiPhoneはAndroidと異なりドコモ、au、ソフトバンクの全ての電波(バンド)に対応しているため、相性問題も起こらず安心して使うことができます。
未成年も契約できるように
povo1.0では未成年者は契約できませんでしたが、povo2.0からは13歳以上18歳未満の未成年者も本人名義で契約することができるようになりました。
塾や習い事の帰りのお迎えの電話、保護者からの電話など、電話専用で使えるほか、保護者が許可してデータを購入すればデータ通信も可能です。
基本料金も0円なので、子供の携帯に高い費用は払えないという場合も割安に契約できます。
あんしんフィルターが使える
中学生や高校生の子供にスマホを与える時に心配なのが、スマホの使いすぎや有害サイトへのアクセスです。これらはあんしんフィルター for auというアプリを入れることでフィルタリングしたり、時間制限したりすることができ、安心して持たせることができます。
故障サポートが付けられる
povoではスマホ故障サポートという、端末故障時の補償サービスがあります。
これはあらかじめ登録済みのスマホ端末が故障した際に低価格で、新しい端末と交換できるサービスです。月額料金は830円で加入は自由です。スマホをよく落として割ってしまう方、これまで水濡れで故障させてしまったことがあるなどの場合は、加入を検討してもよいでしょう。
※ただし紛失・盗難は対象外です。
キャリア決済が使える予定
povo1.0はキャリア決済に非対応でしたが、povo2.0はキャリア決済に対応する予定とのことです。
テザリングが無料
かつてテザリングは有料のことが多かったですが、povo2.0では無料でできます。
上限は購入した高速データ通信容量まです。ただデータ無制限(24時間使い放題)のトッピングでは混雑時や大量通信をした場合、制限されるのでテザリングのしすぎには注意が必要です。
無料で5Gが使える
LTE(4G)から5Gの時代に進みつつあります。povo2.0では5G対応エリア内であれば、5G対応端末で5G通信をすることが可能です。5Gの使用料は無料です。
ただ2022年6月現在、auの5Gエリアは限られており、よほどの都会でないと継続的に5Gサービスに接続することは難しいです。
MNP転出料が無料
なんらかの理由でpovoから他社に乗り換えたいという時が来るかもしれません。その場合、番号をそのまま他社で使う場合はMNPを使う必要があります。povoではかつて3,300円だったMNP転出料が無料になりました。
ただし短期解約・短期MNP転出はブラックリスト入りの可能性があるため、おすすめできるものではありません。
povo2.0のメリットまとめ
このページではpovo2.0の24個のメリットを紹介させていただきました。
その中でもpovoに特徴的なのは
- 基本料金が0円
- その月に合わせて色々なトッピングを選べる
- 通話のみ・データのみの契約ができる
- auと同じエリアが繋がり、お昼でも速度が落ちない
という点でしょうか。
auなど大手キャリアを契約中の方も多いと思いますが、月額4,000円以上払っているケースも少なくないと思います。povoならauと同じ回線で、値段だけ下がるのですから、とてもお得でなおかつ毎月、必要に応じたデータ・通話の購入ができ便利です。
この機会にぜひ、料金を見直しお得に節約できるpovo(オンライン専用プラン)への乗り換えを検討してみてください!