povo2.0で使うスマホ端末はどのように入手したらよいのでしょうか?考えられる5つの方法を解説します。
目次
端末のセット販売はない
2022年6月現在、povo2.0での端末セットの販売はありません。そのため、povoで使うスマートフォンは自分で用意する必要があります。
どのような入手方法があるのか、考えられる5つの方法を解説します。
考えられる5つの方法
①auショップで購入する
画像出典:https://www.hikari-ts.co.jp
以前はスマホは回線契約とセットで購入する必要がありましたが、2021年6月からau店頭でスマホのみの単体購入ができるようになりました。
しかし回線契約の実績を伸ばしたいauショップにとって、端末のみの購入は必ずしも歓迎されることではなく、在庫がないなどの理由でやんわり回避されるケースもあります。
また購入には様々なルールや回線契約と比較したデメリットなどもあるため、一つずつ確認していきましょう。
au店舗 | |
---|---|
端末のみ購入 | 可能 |
支払い方法 | クレジットカード・現金 |
一括払い | 対応(カード・現金) |
分割払い | 対応(スマホトクするプログラム加入必須、カードのみ) |
予約商品 | 購入不可 |
SIMロックの解除 | 端末によって必要 |
現在端末のみの購入では、クレジットカード払い又は現金での支払いが可能です。
一括購入ではクレジットカード、現金が選択できますが、分割払いの場合はカードのみの支払いになります。また、分割払いではスマホトクするプログラムに加入する必要があります。
また、予約商品は購入できません。
必要なもの
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは端末購入の代金(現金)
※端末購入自体には本人確認書類は不要なのですが、SIMロック解除時に必要なため、忘れないようにしましょう。
手順
- 端末のみ販売してくれる店舗を探す
- 来店して購入する
- 必要に応じてSIMロックの解除をする
その他の注釈
スマホトクするプログラム(旧スマホかえトクプログラム)
画像出典:auスマホトクするプログラム
購入から25ヶ月以内に端末をauに返却することで、割安で端末を購入できる仕組みです。クレジットカードでの分割払いのため分割払審査が必要です。
割安で購入する場合には2年後に端末を返却する必要があります。返却により25ヶ月目の分割払いを免除されます。また引き続きその端末を使い続けたい場合は、残り(25ヶ月目)の支払いをする必要があります。
25ヶ月目の支払いは負担が大きいためその後24ヶ月にわたって(25~48ヶ月目)分割して支払うほか、25ヶ月目に一括で支払うこともできます。
現金での購入
一括払いの場合、現金での購入も可能ですが、代引き手数料がかかる点に注意しましょう。
SIMロックの解除
povoではau回線を使うのでauのSIMロックの解除は不要です。ただpovo以外の回線でも使う可能性を考えて解除しておいて損はないです。
SIMロックの解除には手数料3,300円がかかりますが、端末購入と同時の場合に限り手数料無料で解除できます。本人確認書類での本人確認が必要です。
※2021年10月1日以降にauで販売された端末にはSIMロックがかかっていません。
②auオンラインショップで購入する
画像出典:au公式サイト
povoのユーザも2022年10月からauオンラインショップ(au Online Shop)でスマホ端末(白ロム)を購入できるようになりました。(回線契約に紐付かない端末単体購入)
予約商品は購入できないものの、au(povo)で使えると確認されたスマホ端末を購入できるため、家電量販店や通販などでどの端末を購入すればよいか分からない方も、安心して購入することができます。
またオンラインでは店頭での購入のような障壁や対面リスクがなくスムーズに購入できます。
オンラインショップでも、回線契約をしない場合はルールがあるので、一つずつ見ていきましょう。
au Online Shop | |
---|---|
端末のみ購入 | 可能 |
支払い方法 | クレジットカード・現金 |
一括払い | 対応(カード・現金) |
分割払い | 対応(カードのみ) |
予約商品 | 購入不可 |
SIMロックの解除 | 端末によって必要 |
必要なもの
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは現金
手順
画像出典:auオンラインショップ
- au Online Shopにアクセス
- 購入したいスマホを選ぶ
- スマホ単体購入の場合はこちらを選択
- スマホ単体購入についてのページを確認
- カラーや支払いを選択
- 以降、ページの内容に沿って入力・購入する
auオンラインショップでの購入の場合、一括であればau IDへのログイン不要でも購入できます。分割払いの場合はスマホトクするプログラムに加入する必要がありましたが、2022年6月現在必須ではなくなりました。この場合もau IDの作成・ログインと本人確認書類での本人確認が必要になります。
※スマホトクするプログラムに加入せずに分割払いする場合は、本人限定受け取りとなり、宅配での受け取り時に顔写真付き身分証明書の提示が必要になりますので、ご注意ください。
支払金額は購入したいスマホの支払い方法を選ぶと確認することができます。
本人確認書類は運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、健康保険証、在留カード、身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳のいずれかです。
その他の注釈
スマホトクするプログラム(旧スマホかえトクプログラム)
画像出典:auスマホトクするプログラム
購入から25ヶ月以内に端末をauに返却することで、割安で端末を購入できる仕組みです。クレジットカードでの分割払いのため分割払審査が必要です。
割安で購入する場合には2年後に端末を返却する必要があります。返却により25ヶ月目の分割払いを免除されます。また引き続きその端末を使い続けたい場合は、残り(25ヶ月目)の支払いをする必要があります。
25ヶ月目の支払いは負担が大きいためその後24ヶ月にわたって(25~48ヶ月目)分割して支払うほか、25ヶ月目に一括で支払うこともできます。
現金での購入
一括払いの場合、現金での購入も可能ですが、代引き手数料がかかる点に注意しましょう。
SIMロックの解除
povoではau回線を使うのでauのSIMロックの解除は不要です。ただpovo以外の回線でも使う可能性を考えて解除しておいて損はないです。本人確認書類での本人確認が必要です。
※2021年10月1日以降にauで販売された端末にはSIMロックがかかっていません。
③家電量販店・通販で購入する
画像出典:Wikipedia
auショップやauオンラインショップで購入することができますが、家電量販店やAppleストア、楽天市場、価格コム、Amazonなどネット通販でも購入することができます。
この場合、povo(au回線)に対応しているかどうかの確認を自力でする必要があります。
端末の動作確認はiPhoneとAndroid端末で異なります。
Appleストア(iPhone, iPad)
iPhoneはドコモ・au・ソフトバンクどの電波にも対応しているため、相性問題が起こらず、またSIMロックもかかっていないためそのままスムーズに購入することができます。
具体的にはpovoでは以下のiPhone、iPadが動作確認されています。
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone X
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone SE (第1世代)
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
- iPad Air(第5世代)
- iPad(第9世代)
- iPad mini(第6世代)
- 11インチ iPad Pro(第3世代)
- 12.9インチ iPad Pro(第5世代)
- iPad Air(第4世代)
- iPad(第8世代)
- 11インチ iPad Pro(第2世代)
- 12.9インチ iPad Pro(第4世代)
- iPad(第7世代)
- iPad Air(第3世代)
- iPad mini(第5世代)
- 11インチ iPad Pro(第1世代)
- 12.9インチ iPad Pro(第3世代)
- iPad(第6世代)
- 10.5インチ iPad Pro
- 12.9インチ iPad Pro(第2世代)
- iPad(第5世代)
- 9.7インチ iPad Pro
- 12.9インチiPad Pro(第1世代)
- iPad mini(第4世代)
Android端末
Android端末の場合、家電量販店や通販で購入でき、SIMロックのかかっていないSIMフリー端末を入手できます。ただSIMフリー機でも、電波(対応バンド)が一致していないと使うことができません。
購入する場合は、端末のスペック表を見て、以下のバンドに対応しているかどうかをチェックしてください。またそれとは別にauVoLTEへの対応状況も確認するようにしてください。
4G回線(LTE) | |
---|---|
Band 1 (2.1GHz) | 主要バンドで必須 |
Band 1 (2.1GHz) | 必須ではない |
Band 11 (1.7GHz) | 必須ではない |
Band 18/26 (800MHz) | プラチナバンドで必須(26は18を内包) |
Band 28 (700MHz) | 必須ではない |
Band 42 (3.5GHz) | 必須ではない |
通話の対応 | |
au VoLTE | 音声通話のため必須 |
※赤は必須バンド(必須バンドに対応していれば問題無く使える)
この中で赤字の所が必須バンド、黒字の所はあると便利なバンドです。最低赤字の所があっていれば、au回線(povo)で使うことができます。
バンド1(Band 1)はドコモ・ソフトバンクでも使っているため、必ず対応しています。
問題はプラチナバンドのBand 26またはBand 18への対応です。
Band 26に対応している場合、Band 18を内包しているためBand 18が書いていなくても問題ありません。またBand 18に対応していれば、Band 26は書いていなくても問題ありません。
プラチナバンド(Band 18またはBand 26)の部分が欠けてしまうと完全に使えなくなるわけではありませんが、田舎で繋がりにくい、ビルの中や地下で繋がりにくいといったトラブルが起こりやすくなります。
またauVoLTEとはau回線で音声通話をするのに必要な規格で、これに対応していないと電話機能を使うことができません。
5Gサービスについて
povoは5Gサービスを提供していますが、5Gサービスを使うためには、5G対応端末で5G対応エリアにいる必要があります。
5G回線 | |
---|---|
n77 | sub-6(遅いが繋がりやすい) |
n78 | sub-6(遅いが繋がりやすい) |
n257 | ミリ波(速いが繋がりにくい) |
5Gで通信するためにはn77とn78が必須バンドとなります。当面はn257のミリ波は非対応でも問題ありません。また、5Gは現時点では対応エリアが非常に狭く利用できるところはごく一部の地域のみになっています。
また5G対応のスマホは必ず4G(LTE)にも対応しているため、従来通りLTE回線も使うことができます。
詳細は→「ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル等の端末をpovoで利用する方法」をご確認ください。
④フリマで中古端末を探す
画像出典:ファンファン福岡
メルカリなどのフリマ、ヤフオクなどで中古端末を購入することも可能です。
その場合、auの回線に対応しているかチェックする必要があります。
対応の確認
iPhoneの場合
iPhoneは見極めが簡単で、iPhone 6s以降、iPadはiPad(5世代)以降が利用できます。
iPhone, iPadの対応機種は→こちらを参照ください
Android端末の場合
Android端末の場合はやや複雑です。
Androidの対応機種の詳細は→こちらを参照ください。
詳細は→「ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル等の端末をpovoで利用する方法」をご確認ください。
ネットワーク利用制限
画像出典:スマ辞書
次にネットワーク利用制限が×、△になっていないかチェックする必要があります。ネットワーク利用制限がかかったスマホはモバイルデータ通信をすることができません。またSIMロックの解除もできません。
ネットワーク利用制限はIMEIと呼ばれる端末識別番号を、各キャリアの公式サイトでチェックすることで調べられます。
下記のサイトでは各キャリアの一括検索することができます。
https://snowyskies.jp/
SIMロック
中古で買う古い端末はSIMロックがかかっていることがあります。povoで使う場合au端末以外は、SIMロックの解除が必要になります。
現在では、ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルの回線契約がなくてもオンラインでSIMロックの解除ができるようになっています。
回線契約がない場合のSIMロック解除方法は別ページで解説しています。
フリマ・ヤフオク特有の問題
フリマやヤフオクでは中古端末などを安価に入手することができます。
しかしフリマ、オークション特有の問題点もあります。
まず、信頼性のある端末で故障のないもの(白ロム)を選び抜く必要があります。そのためには信頼できる出品者を見極めることが大切になってきます。
フリマやヤフオクでは
- 盗品や不正に入手された端末
- 画面割れや水没など故障しているもの
- ジャンク品(完全な故障品)
- ネットワーク利用制限が△・×のもの
- バッテリーが消耗しているもの
- 外装に瑕疵(傷など)があるもの
- 海外製などで技適マークがないもの(日本での利用は違法)
が出回っている可能性があります。
フリマは使ったことがないという方や見極めに自信がない場合は、auオンラインショップや家電量販店、通販などで新品を求めた方が安心です。
⑤今使っているスマホを利用
画像出典:https://www.itmedia.co.jp/
現在利用している端末が使える場合があります。
iPhoneの場合
特にiPhoneであれば見極めは簡単で、iPhone6s以降のものならどれでも使うことができます。
ただしau以外の他社のものはSIMロックの解除が必要になります。
iPhone, iPadの対応機種は→こちらを参照ください
Android端末の場合
Android端末の場合はやや複雑です。
SIMロックの解除の他、au(povo)の対応周波数およびauVoLTEに対応しているかのチェックが必要です。
Androidの対応機種の詳細は→こちらを参照ください。
詳細は→「ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル等の端末をpovoで利用する方法」をご確認ください。
povoで使う端末を入手する方法まとめ
- povoでは端末のセット販売はない
- auショップやauオンラインショップで購入する(初心・一般ユーザ向け)
- 家電量販店・通販で購入する(中級ユーザ向け)
- フリマで中古端末を探す(中・上級者向け)
- 今使っているスマホを引き続き使う
iPhoneユーザは、iPhone6s以降であればSIMロックの解除でそのまま今のスマホを使うことができます。
Androidユーザはauオンラインショップでpovoと相性問題が起こらない端末が購入できるほか、自分で対応バンドなどを確認できる中級ユーザ以降は、家電量販店、通販などで購入することもできます。
まだまだauを始め、ドコモやソフトバンクも高額な料金が続いています。そのままでは正直もったいないです。povo2.0はauと同じ回線を使うため、通信品質が良く、お昼の速度低下などが非常に起こりづらいです。
つまりau回線そのままで料金だけ下げることができます。ぜひ乗り換えを検討してみましょう!