povo2.0の低速モードは最大128kbpsです。実際にそれだけ出ているか検証、実際のアプリやSNSなどで使い物になるかチェックしています。
目次
povo2.0の低速通信は128kbps
povo2.0では高速データ通信を消費した場合、またデータトッピングを購入していない基本プランでは、最大速度が128kbpsに制限されます。
この128kbpsというのは最大の場合(ベストエフォート)で、実際にはもっと遅くなる可能性があります。
近年格安SIMなどの低速通信は300kbpsや1Mbpsなど数年前より向上していることが多いですが、povoはその中でもかなり低い速度ということができます。
実際には32~90kbpsのことも
実際には128kbpsはでないことが多いです。管理人はpovo2.0を3回線契約していますが、どれも速度は同じぐらいで、平均的に40~90kbpsが出ている場合が多いです。
しかし時々20kbpsなど超低速がでることがあり、たまに145kbpsなど128kbps以上が出ることがあります。
BNRスピードテスト(HTML5版)で測ったpovo2.0の制限時速度
アプリやSNSの使い心地は?
128kbps出ていれば、かなりストレスであるもののなんとかウェブページなどの閲覧はできるものの、写真や動画などは遅くて実用的に難しいです。50kbpsにも低下すれば、ほとんどのアプリなどが実質使えなくなります。
以下は平日午後2時15分頃の比較的ネットワークが混雑していない時間に計測したものです。
メール
ヤフーメールアプリを開いたところ、メール一覧が表示されず、ずっと待っていたらアプリが落ちました。
LINE
写真・動画のアップロードがなければテキストは普通に送受信できました。
かなり厳しく、アカウントのアイコンの写真が読み込まれない、時間がかかるなど実用的ではなかったです。
ウェブページ(ヤフートップページ)
読み込み途中で応答速度のエラー(タイムアウト)が出て読めないことが多かったです。
グーグルの検索画面
検索はできるのですが、検索結果の表示にかなり時間がかかりました。
メルカリ
検索後の一覧はまずまず出るのですが、商品ページを開けても写真が10秒以上読み込まれませんでした。
ニュースアプリ
ヤフーニュースを開いて一覧が出るのに10秒程度、しかし記事一覧の画像は読み込まれず、個別の記事も10秒以上かかりました。
基本プランのみ(0円)ではデータ通信は非実用的
このようにpovo2.0の低速モードは良くて128kbps、普段ではそれ以下のことが多いため、データ通信に使うには非実用的であることが分かります。
通常の格安SIMは昼間遅くなるとわれていますが、povoの50kbpsや128kbpsそれよりもさらに遅いため、データ通信をするならデータトッピングの購入が必須になりそうです。(昼間遅くなっても256kbps~300kbpsは出る格安SIMが多いです。)
低速モードの使用感まとめ
- 低速時は正直なところ、そのままでは使い物にならない
- LINEトークは例外で制限時でも遜色なく使える
- 制限時は最大128kbpsで、他の格安SIM(300kbpsなど)より遅い
- 実際には32kbpsや96kbpsなど、いつでも128kbpsフルに出るわけではない
povo2.0は制限時速度が最大128kbpsと低いです。それは最大時で、実際にはそれより遅くなることがあります。
そうなるとデータ通信を使うアプリでは、データトッピングの購入が必須となってきます。しかし幸いデータトッピングは色々なギガ数が用意されており、また最近ではお試しトッピングなど低容量のトッピングを買うことができるチャンスも増えています。
auを始め、ドコモやソフトバンクもまだまだスマホ料金は高額です。povoやLINEMO、ahamo、他の格安SIMなど、料金を見直して乗り換えてお得に契約していきましょう!